Albert King - Breaking Up Somebody's Home


7th「I'll Play The Blues For You」(72) から " Breaking Up Somebody's Home " を私訳。アルバート・キングの話となるとギターの話、中でも彼のチョーキングの素晴らしさや間の取り方のこととなりますが、歌詞の物語性、これも表情が豊かで面白い。

1966年に彼がスタックスと契約してからアルバムを影で支えるのがソウル&ファンク・フィーリングに満ちたバック・バンド。細かなメンバー構成は各アルバムごとで異なりますが、今回のアルバムではウェイン・ジャクソンとアンドリュー・ラヴを中心とするメンフィス・ホーンズ、バーケイズ & ムーヴメント(アイザック・ヘイズのバックバンド)という当時のスタックスの音にはなくてはならない面々が揃っています。

" Breaking Up Somebody's Home "

Lying round home alone
家でひとり寝転がっていても
On a rainy night like this
こんなに雨が降っている夜は
Starving for your love
お前の愛が飢えさせるから
I'm hungry for just one kiss
たった一度のキスが欲しくて溜まらない

Every raindrop I hear
いくつもの雨音が聞こえる
Agains my window pane
繰り返しオレの窓ガラスを叩き
Beats so loud and clear
強い音を立てて打ちつけていた
I swear it's speakin' your name
正直に言うよ、その時お前の名を口にしていたと

I got nowhere to turn
関係を戻すことも叶わないし
Tired of being alone
一人でいることにも疲れた
I feel like breaking up somebody's home
嗚呼、誰かの家をぶっ壊したい気分だぜ

I know it's useless
気休めなのは知ってるけど
Hanging on to you
お前のことを考えちまうんだ
When you belong to someone else
他の奴のものになったと思うと尚更さ

Can't change my feelin'
自分の気持ちを変えられないんだ
Cause after all I didn't make it myself
全ての原因はオレにあったっていうのにな

Last night I cried so hard
昨日の夜、号泣しちまった
I believe I caught a chill
冷えていたハズの気持ちに火が点いて
Can't control the vibration
募る想いを抑えることができない
My heart just won't stand still
自分の心なのに落ち着けられないんだ

I got nowhere to turn
関係を戻すことも叶わないし
I'm tired of feelin' alone
一人でいることにも疲れた
I feel like breaking up somebody's home
嗚呼、誰かの家をぶっ壊したい気分だぜ

I know it's useless
気休めなのは知ってるけど
Hanging on to you
お前のことを考えちまうんだ
When you belong to someone else
他の奴のものになったと思うと尚更さ

Can't control the vibration
募る想いを抑えることができないんだ
Cause after all I didn't make it myself
全ての原因がオレにあったと分かっていても

I got nowhere to turn
関係を戻すことも叶わないし
I'm tired of feelin' alone
一人でいることにも疲れた
I feel like breaking up somebody's home
嗚呼、誰かの家をぶっ壊したい気分だぜ



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2016/06/11      1970 A Albert King