Grace Potter And The Nocturnals

Grace Potter And The Nocturnals
Grace Potter And The Nocturnals - 2010
1. paris (ooh la la) 2. oasis 3. medicine 4. goodbye kiss 5. tiny light 6. colors 7. only love 8. money 9. one short night 10. low road 11. that phone 12. hot summer night 13. things i never needed


grace potter をリーダーとするアメリカのバンドGrace Potter And The Nocturnals 。彼女らがデビューしたのが2004年で、これは今年発売の3枚目のスタジオ・アルバム。1枚目「nothing but the water」(2005)、2枚目「this is somewhere」(2007)と、彼女達が模索していた音が結実したといえる1枚。


3枚目のこのアルバムに収められている13の楽曲はこれまでのアルバムのように、70年代のロック、ブルーズ、ソウルがベースになってるのだけど、彼女達はそういったシニカルな時代の苦味を少し抜いて、替わりにポップというほんのり甘いクリームを加えた。結果、懐かしさと新しさが同居してるかのような雰囲気を各楽曲が持っていてとても聴きやすい。

Grace Potter

そしてグレイス・ポッター、彼女の歌い方が非常にパワフルでまるでライヴを封じ込めたかのような躍動感がスタジオ・アルバムにあるのもいい。歌い方や声質のタイプとしてはジャニス・ジョップリンに似ていて、なかなか女性メインのバンドでこういうライヴ感のあるものは少ないだけに貴重な存在。

インタビューによるとこのアルバムがリリースされた時にあったメジャーからの誘いに対して「私達はライヴ活動で認められていきたい」と言って断った彼女達。


そんな彼女達の楽曲を聴いて興味が沸いたら、一度彼女達のオフィシャル・サイトへ行ってみることをオススメ。そこにはバンド・メンバーの「リスペクトするミュージシャン」「好きなアルバム」「好きな曲」が各5つずつリストアップされていて、洋楽好きなら結構「ああ、そのアルバム好きなの分かるわ (笑)」ってなると思いますよ。新譜が待ち遠しいバンドです。


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2010/10/10      2010 G Grace Potter And The Nocturnals