Over The Rhine - The Laugh Of Recognition
「The Laugh Of Recognition」(11) のタイトル・トラックを私訳。このバンドを知ったのはアルバム「Trumpet Child」(07) 収録の " Desperate For Love " のPVを観てから。いろいろ調べてみると、このアルバムのプロデューサーはジョー・ヘンリー。彼が参加するアルバムは、よくも悪くもその音が想像しやすいものだけど、今回のはいい感じの味付け。
このアルバムの彼等の音って寂し気なのだけど、どこか郷愁にも似たホッとさせるものを持っていて、まるで日が暮れた暗い町を歩いていて不意に家々から漏れる明かりを見つけたような感じに似ている。wikiを見ると彼等はアメリカのオハイオに拠点を置いて活動していますが、その活動暦は長く91年からアルバムを出しています。そんな彼等は元々バンドとして活動していましたが、現在はピアニスト兼ギタリスト&ベーシストのリンフォード・デトワイラーとヴォーカリスト兼ギタリストのカリン・バーグクイストの夫妻デュオとして活動しています。
Come on boys
元気を出して
It’s time to settle down
もう落ち着く時ですよ
What do you think you’ll gain
あなたは気が済むまで当り散らして
From all this runnin’ around ?
何かがよくなると思いますか?
Come on boys
さぁ、そろそろ
It’s time to let it go
忘れる時ですよ
Everybody has a dream
みんな夢を持っています
That they will never own
それは誰にも干渉されないもの
Come on boys
さぁ、少年よ
It’s time to let her down
彼女を悲しませる時ですよ
You might be surprised
そう言えば、あなたは驚くかもしれませんね
How far she’ll get with her feet on the ground
さぁ、塞ぎ込んでいないで彼女のように現実的になりなさい
So come on boys
わかりますか、少年よ
Every night we always lead the pack
毎晩、私達は信じられないくらい
There and back
いろんなことで悩んでいる
And we never could do anything half
どんなことも半分しか叶わないのだから
You just have to laugh
そういった時は笑うの
Oh you gotta laugh
そう、あなたは笑ったほうがいいわ
So come on boys
やってみましょう
It weren’t not for tryin’
試したことがなければね
It’s called the laugh of recognition
それは「認識の微笑み」と呼ばれているもの
When you laugh but you feel like dyin’
死にそうな気分の時、一度笑ってご覧なさい
Come on boys
元気を出して
Now don’t be shy
弱気にならないで
If we gotta walk away
私達が歩き去る時が来たら
We gotta hold our heads up high
希望を胸に頭を上げて行かなくては
You’re not the first one to start again
あなたは再び此処からはじまるのです
Come on now friends
前を向いて進むのです、友よ
There is something to be said for tenacity
辛抱強いということは、とても素晴らしいこと
I’ll hold on to you
私があなたを抱きしめ
If you hold on to me
あなたも私を抱きしめれるなら
Come on boys...
もう大丈夫ですよ、あなたは...
私訳メモ
lead the pack 「並外れて」
There and back 「往復」
だけど使われ方のニュアンスで考えると「そこまでいって戻る」を「あれこれ考える」と解釈。あとは全体にもっと難しい表現とか漢字を使えば文字数も少なくスッキリするのだけど、相手が「少年」だから出来るだけ砕いたり開いたり付け加えたりしてみました。
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2011/04/09 2010 O Over The Rhine