Gary Moore - No Reason To Cry
「Old New Ballads Blues」(06) から " No Reason To Cry " を私訳。90年に発表した「Still Got the Blues」から彼なりの解釈でブルースを弾き続け、このアルバムでまたひとつの到達点に達してしまったゲイリー・ムーア。今回の歌詞は片思いを切々と歌っているのだけれど、アウトロに集約された4分30秒にも及ぶギター・ソロは圧巻で、失恋したばかりじゃなくてもグッとくる。後期の傑作。
If you could see inside my heart
もし君が僕の心の中を見ていたら
Youd see a loneliness right from the start
最初から寂しさがあったのが分かっただろう
Feels like life and love, has passed me by
でも人生や愛というものは通り過ぎていってしまった
These days I need no reason to cry
この頃の僕は泣くのに理由はいらないのさ
If you could feel the way I feel
もし君が僕の気持ちを感じていたら
Youd know that every word I sing is real
口にしていた全ての言葉が本物だと知っただろう
Feels like life and love, has passed me by
でも人生や愛というものは通り過ぎていってしまった
These days I need no reason to cry
この頃の僕は泣くのに理由はいらないのさ
I always knew I would have to let you go
いつも分かっていたさ、君を忘れないといけないって
The years go by and the only thing I know
けれど月日が流れても唯一確かだと分かるのは
Is that I love you still
今も君を愛しているってことなんだ
If I could see your face today
もし今日、君の顔を見ることができたら
When all the emptiness be far away
すべての虚しさは、遠ざかってゆき
All the loneliness would pass me by
すべての寂しさも、僕を通り過ぎてゆく
When I would have no reason to cry
そうなれば僕が泣く理由もなくなるのに
この曲のオリジナルはアルバート・キングで
72年の「I'll Play the Blues for You」に収録。
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2014/04/17 2000 G Gary Moore