Freddie Mercury - Love Kills

Freddie Mercury の " Love Kills " を私訳

「Metropolis - Original Motion Picture Soundtrack」(84) に収録されている Freddie Mercury の " Love Kills " を私訳。フレディ・マーキュリー初のソロ作品。この曲は映画「モロダー版メトロポリス」で使用される楽曲として作られました。

曲の構成はフレディ・マーキュリーがボーカルとシンセサイザーを担い、ラインホルト・マックがシンセサイザーとプログラミング を担当。このラインホルト・マックという人ですが彼は過去にT.レックスやディープ・パープル、エレクトリック・ライト・オーケスト等でサウンド・エンジニアとして参加していた人です。

元々フレディはクイーンのアルバム「フラッシュ・ゴードン」(80) と「ホット・スペース」(82) でシンセサイザーを使っていましたが、今回のモロダー版メトロポリスの挿入歌 " Love Kills " は無機質な音と彼の生々しい声のバランスがいい感じに思えます。

" Love Kills "

Love don't give no compensation, love don't pay no bills
愛は何かを埋め合わせるものではないし、乞われ支払われるものでもない
Love don't give no indication, love just won't stand still
愛は何の前触れもなくやってきて、落ち着かなくさせてしまう
Love kills, drills you through your heart
ラヴ・キルズ、心を貫いて穴を開けることがあれば
Love kills, scars you from the start
ラヴ・キルズ、出会った時から傷つけることもある
It's just a living pastime, ruining your heartline
最初は生きていく上での気晴らしに思えても、君の感情を高ぶらせ
Stays for a lifetime, won't let you go
生涯付き纏って、君を手放すことはない
Coz love (love) love (love) love won't leave you alone
なぜなら愛というものは君を放っておくようなことはしないから

Love won't take no reservations, love is no square deal
愛は予め約束されるものではないし、公平に扱われるものでもない
Hey love don't give no justification, it strikes like cold steel
愛は正当な理由を何も与えないまま、刃物のように襲い掛かってくる
Love kills, drills you through your heart
ラヴ・キルズ、心を貫いて穴を開けることがあれば
Love kills, scars you from the start
ラヴ・キルズ、出会った時から傷つけることもある
It's just a living pastime, burning your lifeline
最初は生きていく上での気晴らしに思えても、君の人生を焼き尽くし
Gives you a hard time won't let you go
試練を与えて、君を手放すことはない
Coz love (love) love (love) love won't leave you alone
なぜなら愛というものは君を放っておくようなことはしないから

Hey love can play with your emotions
そうさ、愛は君の感情を弄ぶだけでなく
Open invitation to your heart
心をこじ開け誘いをかけてくる
Hey love kills
ラヴ・キルズ
Play with your emotions
君の感情を弄ぶだけでなく
Open invitation to your heart (to your heart)
心をこじ開け誘いをかけてくる
Love kills (love kills), hey hey, love kills (love kills)
ラヴ・キルズ
Love kills kills kills kills
ラヴ・キルズ
Love can play with your emotions, open invitation
愛は君の感情を弄ぶだけでなく、誘いをかけてくる

Love kills, hey, drills you through your heart
ラヴ・キルズ、心を貫いて穴を開けることがあれば
Love kills, scars you from the start
ラヴ・キルズ、出会った時から傷つけることもある
It's just a living pastime, ruining your hearrline
最初は生きていく上での気晴らしに思えても、君を翻弄し続け
Won't let you go
逃れることは叶わない
Love kills, hey, drills you through your heart
ラヴ・キルズ、心を貫いて穴を開けることがあれば
Love kills, tears you right apart
ラヴ・キルズ、君を引き裂いて涙を流させる
It won't let go, it won't let go
愛から逃れることは叶わない
Love kills, yeah
ラヴ・キルズ


Queen - Love Kills - the ballad - (Official Montage Video)

Metropolis Moroder Soundtrack

ドイツの鬼才フリッツ・ラング監督によって1926年に製作されたサイレント映画「メトロポリス」。作品のファンである作曲家のジョルジオ・モロダーが世界各地のコレクターから当時のフィルムを購入して一部をカラー化したのみならず、自ら作曲したロック調の楽曲を挿入して再編集した「ジョルジオ・モロダー版メトロポリス」が1984年に公開されました。

ジョルジオ・モロダーに起用されて製作に参加したのはフレディ・マーキュリー、パット・ベネター、ジョン・アンダーソン、サイクル・ファイブ、ボニー・タイラー、ラヴァーボーイ、ビリー・スクワイア、アダム・アント。

フリッツ・ラングが1926年に撮った「メトロポリス」は紛れもない傑作ですが、音楽を加えて大衆性が増した「モロダー版メトロポリス」も面白い。

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2016/01/02      1980 F Freddie Mercury Soundtrack